正直に言って、周りに合わせるの疲れませんか? 流行りのドラマ、話題の映画、みんながやってるゲーム。「あれ見た?」「これやった?」って聞かれるたびに、見てないと気まずい空気が流れる。もう、うんざりですよね。
断言します。エンタメなんて、あなたの自由です。流行りなんてクソくらえ。誰かの評価なんて知ったこっちゃない。あなたが心から「面白い!」と思えるものこそが、あなたにとっての最高のエンタメなんです。
この記事を読めば、もう他人の評価に振り回されることはありません。周りの雑音をシャットアウトし、自分の「好き」という感情だけに正直になれます。窮屈な同調圧力から解放され、心からエンタメを楽しめるストレスフリーな毎日が手に入りますよ。誰にも邪魔されない、あなただけの最高の時間を手に入れましょう。
まず、この記事で一番言いたいことを最初に言っておきます。エンタメは、完全に、100%、あなた個人のものです。流行りのドラマ? 話題の映画? みんながやってるゲーム? そんなもの、あなたが興味なければ1ミリも気にする必要はありません。あなたの時間と金と感情は、あなただけのために使うべきなんです。
「え、〇〇見てないの? めっちゃ面白いのに、人生損してるよ!」
会社の休憩室、居酒屋、友人とのLINE。このセリフ、聞き飽きませんでした? 正直、俺はもううんざりです。なんで他人の「面白い」に、こっちが合わせなきゃいけないんでしょうか。こっちはこっちで、クソ面白いと思ってるB級サメ映画があるんだよ! とか、延々とレベル上げしてるRPGがあるんだよ! って心の中で叫んでるわけです。
「みんなが見てる」って、一体誰のことなんでしょうね。その「みんな」とやらは、あなたの人生の責任を取ってくれるわけでもない。あなたの明日の仕事のモチベーションを上げてくれるわけでもない。ただ、「自分と同じものを見ていない人間」を仲間外れにしたいだけの、くだらない呪いの言葉なんですよ。そんなもんに付き合う義理は、どこにもありません。
考えてもみてください。Amazonプライム・ビデオ、Netflix、Hulu…。今や、エンタメは巨大なビュッフェ会場みたいなもんじゃないですか。和洋中、エスニック、デザートまで、ありとあらゆる料理がズラリと並んでいる。
そこで、「今、麻婆豆腐が流行ってるから、アレルギーだけど食べなきゃ!」なんて奴、いますか? いないですよね。自分の好きなもの、食べたいものを好きなだけ皿に取るのがビュッフェの醍醐味のはずです。
エンタメも全く同じ。誰かが絶賛する最新ドラマより、あなたが30年前に見たアニメの続編の方が面白ければ、それが正解。全世界で大ヒットした映画より、誰も知らない国の低予算ホラーに興奮するなら、それがあなたの真実です。配信サービスのレコメンド機能は、まさに「あなただけ」のためにある。それを無視して、わざわざ世間の流行りという名の「嫌いな食べ物」を口に運ぶ必要なんて、これっぽっちもないんです。
とはいえ、ですよ。頭ではわかっているんです。「気にしなきゃいい」なんてことは。でも、なぜか気になってしまう。これが人間の面倒くさいところであり、まあ、可愛いところでもあるのかもしれません。じゃあ、なんで俺たちはこんなにも他人の物差しで自分を測ろうとしちゃうんでしょうね。
これ、たぶん大昔からの本能なんだと思います。村社会で生きていた頃、仲間外れは死を意味しましたからね。その名残が、現代社会の「会話に入れない」という小さな恐怖に繋がっているんじゃないかと。
学生時代を思い出してみてください。「昨日のテレビ見た?」で始まる朝の教室。その輪に入れない時の、あの微妙な疎外感。ありましたよね? あれが、いい歳した大人になっても心のどこかにこびりついているんです。
でも、もう一度よく考えてみましょう。あなたはもう、狭い教室に閉じ込められた学生じゃない。好きな場所に行けて、好きな人とだけ付き合える大人です。たかだかドラマ一本見ていないくらいで、あなたの価値が揺らぐようなコミュニティなら、そんなもんはこっちから願い下げだ!くらいの気概を持っていいはず。大丈夫、あなたの人生は、そんなことでビクともしませんよ。
白状します。俺にもありました。20代の頃とか、ちょっと背伸びして、ミニシアター系のよくわからん洋画を見てみたり、「この監督の撮る映像はさ…」とか語ってみたり。本当は、頭の中「はやく家に帰って無心でアクションゲームがしてえ…」でいっぱいなのに。ええ、そうです。ただ「センスのいい俺」を演出したかっただけなんです。ダサいですよね。
でも、そういう見栄って、結局自分を苦しめるだけなんですよ。心から楽しんでもいないのに、知ったかぶりをする。その時間は、本当に無駄だったなと今なら思います。
あなたが本当に好きなものが、たとえ世間的に「ダサい」とか「オタクっぽい」とか言われるものだったとしても、関係ない。あなたがそれに胸を張れるなら、それが一番「センスいい」ことなんですから。異世界転生アニメを見て「俺もチートスキルで無双してえ!」と叫ぶ夜があってもいい。アイドルのライブ映像を見て「尊い…」と涙ぐむ週末があってもいい。それが、あなたの「好き」なんです。その感情に、誰が文句を言えるっていうんですか。
じゃあ、具体的にどうすれば、周りの雑音を気にせずに自分のエンタメ道を突き進めるのか。俺なりに編み出した、いくつかの思考法というか、ささやかなテクニックをお伝えします。別に全部やる必要はないです。できそうなものから試してみてください。
また来ました、この質問。「あのドラマ、見た?」
ここで「あ、見てないんだ…」としゅんとするのは、もうやめましょう。今日から、この質問はチャンスです。こう返すんです。
「見てないんですよ! それより、今こんなヤバいのにハマってて…」
そうです。相手の土俵で戦うのをやめて、自分の土俵に引きずり込むんです。あなたが今、最高に面白いと思っているものを、熱量たっぷりに語ってみてください。「いや、このB級映画の主人公がですね、チェーンソーとショットガンが合体した武器でゾンビをなぎ倒すんですけど、その時のセリフがまた最高で…」みたいに。
相手はポカンとするかもしれません。でも、それでいいんです。少なくとも、あなたが「流行りに乗れていない残念な人」というレッテルを貼られることはありません。「なんか、よくわからんけど、すごい熱量の人だな」と思われるはずです。そうなれば、もうこっちのもんですよ。会話の主導権は、あなたにあります。
X(旧Twitter)のトレンドって、本当に厄介ですよね。見たくなくても目に入ってくる。みんなが実況して、盛り上がっている。そうすると、「見なきゃいけないのかな…」という気分にさせられる。
だから、提案です。エンタメの情報収集に限っては、SNSのトレンドを見るのをやめてみませんか? 完全に断つ必要はありません。ただ、意図的に「今、何が流行っているか」という情報から距離を置くんです。
その代わりに、自分の好きなジャンルに特化したブログを読んだり、信頼できるレビュアーをフォローしたり、あるいはもっとアナログに、昔好きだった雑誌のウェブ版をチェックしたり。情報の入り口を自分でコントロールするんです。そうすれば、世間の波に飲まれず、自分のペースで「好き」を深掘りできます。ノイズは、少ない方がいいに決まってます。
これは、かなりおすすめです。自分が今まで見てきた、読んできた、プレイしてきたエンタメの中で、「これはマジで神だった…」と思える作品をリストアップしてみてください。
スマホのメモ帳でも、専用のアプリでも、なんなら手帳でもいい。とにかく書き出すんです。「映画:マッドマックス 怒りのデス・ロード」「アニメ:天元突破グレンラガン」「ゲーム:ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」「漫画:うしおととら」…みたいに。
これをやると、自分の「好き」の輪郭がハッキリと見えてきます。「あ、俺ってこういう熱い展開が好きなんだな」とか「絶望的な状況からの一発逆転に弱いんだな」とか。自分の好みという確固たる軸ができると、他人の評価なんてどうでもよくなってきます。だって、自分だけの「神棚」がここにあるんですから。これ以上に確かなものはありません。
さて、長々と語ってきましたが、結局言いたいことは一つです。あなたの人生の主役は、あなた以外にありえません。そして、あなたの貴重な余暇時間をどう使うかは、100%あなたの自由です。
会社で流行りのドラマの話についていけなくても、別に給料が下がるわけじゃない。友人が絶賛する映画にハマれなくても、友情が壊れるわけでもない。そんなちっぽけなことで、あなたの価値は何一つ変わりません。むしろ、自分の「好き」に正直でいられない方が、よっぽど自分を安売りしていることになります。
あなたが週末に没頭するマイナーなゲーム、寝る前に何度も読み返す古い漫画、通勤電車の中でニヤニヤしながら見るマニアックなアニメ。それが何であれ、あなたが心の底から「ああ、最高だ…」とため息をつけるのなら、それが世界で一番価値のあるエンターテイメントなんです。
他人の評価という名の、うるさいだけのノイズに耳を貸すのはもうやめにしましょう。自分の心の声だけを聞いてください。そこには、あなただけの「最高」が必ずあるはずです。さあ、今夜もスマホの電源を切って、誰にも邪魔されず、あなただけの最高のエンタメの世界にどっぷりと浸かろうじゃありませんか。あなたの時間は、誰にも奪わせちゃいけませんよ。